2026年3月14日(土)より
東京 ポレポレ東中野にてロードショー!
3月28日(土)大阪 第七藝術劇場
ほか全国順次公開
予告編
語られなかった戦争の傷生きづらさの、こたえを求めて
子どもたちは親をたどる
コメント
-
最初から⼈を殺したい⼈はいない。
誰が、何が、そういう⼈にしてしまったのか。
戦後⽇本が隠した問いに、今を⽣きる私たちがどう答えればいいのか。ライター武⽥ 砂鉄
-
世代を超え追い迫ってくるトラウマの波の狭間で、それでもなお⽣きよう、⽣きようともがく⼈々。
戦争加害という構造的暴⼒を個⼈に背負わせたままの、社会のあり⽅こそが今問われているのではないか。Dialogue for People 副代表/フォトジャーナリスト安⽥ 菜津紀
-
80 年前の戦争が、今を⽣きる孫の世代の⼼にまで傷を負わせている。なんたることだ。決して昔の話ではない。
現代のロシア兵やイスラエル兵もまた、戦争加害という傷を負い、暴⼒の連鎖を⽣む可能性がある。
絶対に戦地には⾏かない為政者に「戦地へ⾏け」と命じられて⼈を殺す兵⼠は、加害者であり、被害者だ。
世界が狂気の度を増している時代だからこそ、本作の貴さが光る。
威勢のいいことを⾔う⼈にこそ、観てほしい。ドキュメンタリー監督⼤島 新
-
この映画に映し出されているのは銃声や爆撃ではなく 記憶の中で今も続いている戦争です。
戦争のトラウマとは 爆弾が落ちた瞬間だけに⽣まれるものではありません。
それは、語られなかった記憶が 家族の時間に静かに⼊り込むこと。そして、理解しようとしても届かない距離が 何⼗年も続いてしまうこと。
国の政策や時代の空気によって「なかったもの」とされてきたこともまた戦争が残した深い傷の⼀部なのだと思います。
まだ終わっていない戦争は 戦場ではなく 語られなかった記憶と沈黙の中に いまも静かに⽣きています。俳優・タレントサヘル・ローズ
-
かつて⽇本には、⼈を殺めた数百万の帰還兵が溢れていた。
戦後、社会が彼らの「終わらない戦争」を⾒て⾒ぬふりをする中で、「⽗の沈黙」は暴⼒や狂気となり、幾世代もの家族の⽇常を損なっていく──。
本作は、「終わらない戦争」を⽣き延びた帰還兵家族が、パズルのピースのようにバラバラになった記憶の断⽚から家族の物語を編みなおす姿を追う。
もう⼆度と、これ以上、家族の中に戦争を持ち込ませないために。⼤阪⼤学教授北村 毅
-
黒井秋夫の推計では、先の大戦に参加した日本兵800万人のうち170-400万の人々がPTSDに罹患したとされる。
日本政府はPTSD兵士を家庭に丸投げしたので、家族が国策トラウマのケアをさせられた。そして父や夫による戦争由来の暴力やアルコール依存等の問題を抱えながら戦後日本は経済復興を急いできた。
しかし一つの社会が「トラウマの救済」と「経済の成長」とを両立させることは困難なのであるまいか。
私には、「家庭内の暴力や虐待、自殺やうつ病、イジメや不登校、引きこもり」などの社会的破綻は、「救済されなかった戦争トラウマ」に由来するような気がしてならない。
それを描いたこの映画は必見だ。精神科医蟻塚 亮二
-
カレンダーには「終戦記念日」、歴史の教科書でも「戦争が終わった日」が書いてあります。
でも、戦争に参加した方々にとっては、生き残って、帰っても終戦はありません。同世代の全員が亡くなった日が近づいても、戦争は終わりません。
次の世代も戦争の悪影響を受けてしまいます。「父と家族とわたしのこと」を見たら、世界中に「戦後80年」と言われても、実はいまだに第二次世界大戦の被害が続いていると分かりました。今こそ認識すべき辛い事実です。ラジオ・フランス、リベラシオン特派員西村カリン
-
自分が暴力を受けた父親から加害の原因は戦争体験にあると受け止め、さらに父親の人生を辿り、新たな人生を切り拓こうとする人たち。人間性まで変えてしまう戦争の恐ろしさ、戦争の罪の深さにおののく一方で、加害の原因を探求しようとするその姿に私は勇気づけられました。埋もれた記憶の発掘は、二度と戦争をさせないと願う市民の力になる。そんな息吹を感じることができる新たな「戦争史」の映画です。この映画を観て私たちも1歩前に進みましょう。
「生きる」大川小学校津波裁判を闘った人たち 監督寺田和弘
-
手当てされることなく打ち捨てられた精神の傷はこうして発見され、救いとってもらいたくて、待っていたと思う。
酒・暴言・暴力・虐待・自殺―復員兵たちが家族に吐き出し、刻みつけた傷を、傷つけられた子どもと孫がたどりなおす。自らの傷を語る言葉は、兵士だった父や祖父をのみ込んだ戦争にたどりつく。兵士になる前の父と祖父が持っていた優しさは壊されて、元に戻らなかった。
国家の都合で作られた物語では手が届かない、復員兵とその家族の悲しみを、この映画で、知って欲しい。劇作家・精神科医くるみざわしん
-
かつて多くの男性たちが、国のために戦って死ぬことを運命づけられ、人を殺すことをもいとわない「兵士」に仕立てられた。それは徹底的に彼らの安全感覚や倫理観、他者への信頼感を破壊する経験であり、辛うじて生き延びたものの、「別人のように」なって帰ってきた人々も少なくない。元兵士たちが戦時中どのような体験をし、どのような戦後を生きたのか、彼ら自身の口から語られることは少なかった。また、戦地から戻った父や祖父の暴力や依存症は、「家族の恥」として秘められてきた。戦後70年以上の時を経てようやく、元兵士の子どもや孫世代が、長期にわたって放置された傷痕と向き合い、語れるようになった。映画に登場するご家族の語りが、また別の語りを開いていく。その語りに耳を傾けることで、一体戦争が私たちの社会に何をもたらしたのかをより深く理解できるのではないだろうか。
上智大学 准教授中村江里
-
日本のDV(ドメスティック・バイオレンス)や虐待の原点をたどっていくと戦争という国家の暴力に行き着く気がする
トラウマという個人に還元されやすい言葉がじつは歴史的背景を持っていることが本作によって明確になる。
親からの被害を受けたひとたちが父の戦争体験をたどるのはなぜか。それは父を許すためではなく、父の責任を問うためなのだ。
加害と被害、そして責任の問題を正面から扱った稀にみる力作である。公認心理師・臨床心理士信田さよ子
-
終戦から80年経った今も乾かぬ戦争の傷口と、寛解の道筋を静かに照らすドキュメンタリー。
帰還兵の父から虐待を受けた子や孫の「戦前の父を知る旅」を通じて、国が覆い隠したPTSDの実態と、戦争が一個人や家族に及ぼす致命的な影響を見つめていく。
戦争が彼らから奪ったものとは何なのか?その答えはきっと私たちにも深く関わっている。
再び平和を手放そうとする今の社会に向けられたこの反戦と回復の物語が、どうか一人でも多くの人に届きますように。ライターISO
-
起こってしまった出来事を綴るドキュメンターは多く存在するが変えられる未来の為に行動するドキュメンタリーは多くない。
しかも被写体となる人々にカメラはとことん寄り添い 自ら変化しようと歩く彼らを観客は見つめることになる。
そんな映画から見えてくるのは戦争は世代を越えてつきまとうという痛烈な反戦メッセージだ。映画評論家伊藤さとり
スタッフ
- 撮影・監督・プロデューサー島田 陽磨しまだ ようま
-
1975年生まれ。早稲田大学教育学部生物学専修卒業。
探検部在籍時に起きたアマゾン川部員殺害事件で取材を受けたことをきっかけに日本電波ニュース社に入社。テレビディレクターとして、2003年のイラク戦争など国内外の報道やNHKなどのドキュメンタリー作品を数多く手掛ける。「二つの戦争・翻弄された日本兵と家族たち」(2015年朝日放送)で坂田記念ジャーナリズム賞。「ベトナム戦争 40年目の真実」(同)でニューヨークフェスティバル ワールドベストテレビ&フィルム入賞。三度の訪朝取材をもとに北朝鮮と日本に引き裂かれた姉妹の58年ぶりの再会を描いた「ちょっと北朝鮮まで行ってくるけん。」で第76回毎日映画コンクールドキュメンタリー部門ノミネート、World Media Festival 2023 ドキュメンタリー部門(Human Concerns) 金賞、ニューヨークフェスティバル 2023 ドキュメンタリー部門(History & Society)銀賞、US International Award 2023 ドキュメンタリー部門(History & Society)銀賞など。『Live,Live.LIVE』で、Tokyo Docs 2023 ショートドキュメンタリー・ショーケース最優秀作品賞。福島の遅発性PTSDをテーマとした「生きて、生きて、生きろ。」で、World Media Festival 2025 エンタメ部門銀賞(フィルムドキュメンタリー)。
- 音楽渡邊 崇わたなべ たかし
-
1976年広島県生まれ。第37回日本アカデミー賞優秀音楽賞を受賞した『舟を編む』、ベルリン国際映画祭で特別表彰を受けた『663114』をはじめ、『湯を沸かすほどの熱い愛』『帝一の國』『浅田家!』『VRおじさんの初恋』『バレンと小刀 時代をつなぐ浮世絵物語』『みんな、おしゃべり!』など、数多くの映画、ドラマで音楽を担当。
その他にも携わった映画がカンヌ国際映画祭、ヴェネチア国際映画祭など多くの映画祭で上映されている。
現在、大阪音楽大学特任教授。
| 編集・撮影 |
鈴木 響
神奈川県出身。立教大学卒業後、2019年に日本電波ニュース社へ入社。島田監督の過去作『ちょっと北朝鮮まで行ってくるけん。』では助監督。『生きて、生きて、生きろ。』では、撮影および助監督を務めた。本作が編集技師として初の長編映画への参加となる。
|
|---|---|
| 撮影 | 井上 耀介/熊谷 裕達 |
| 音楽助手 | 中原 実優 |
| 助監督 | 吉井 愛海 |
| オンラインエディター | 中田 勇一郎 |
| 効果・整音 | 高木 創 |
| 協力 | PTSDの日本兵家族会 |
| 助成 |
文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業) |
| 製作・配給 | 日本電波ニュース社 2026年/日本/カラー/127分 |
本作でこのテーマに挑んだのは、
『ちょっと北朝鮮までいってくるけん。』
『生きて、生きて、生きろ。』
を手がけてきた島田陽磨(日本電波ニュース社)。
戦争や国家分断という巨大な力に翻弄されながらも、
自らの足で立とうとする〈個人〉を
記録してきた監督と、
戦後日本の現実を
記録し続けてきた日本電波ニュース社が、
戦後80年の節目に、受け継がれた痛みと向き合う
人々の姿を静かに見つめる。
*プライバシー保護のため、一部の顔および
音声にAI加工を施しています。
-
本作品は『UDCast』方式による視覚障害者用音声ガイド、聴覚障害者用日本語字幕に対応しています。
- ・音声ガイドは、専用アプリをインストールしたスマートフォン等の携帯端末をお持ちの方は、全ての上映劇場、上映回にて音声ガイド付きで映画をお楽しみいただけます。
- ・日本語字幕は、字幕表示専用のメガネ機器に『UDCast』アプリをダウンロードし、専用マイクを付けてお持ちいただければ全ての上映劇場、上映回にて、日本語字幕付きで映画をお楽しみいただけます。スマホやタブレットでUDCastの字幕を見ることもできますが、 画面の点灯により、他のお客さまの鑑賞の妨げにならないようにご注意ください。
- ・『UDCast』の詳細、動作確認、メガネ機器の貸し出しについては公式サイト(https://udcast.net/)をご確認ください。
- ・一部Android端末には『UDCast』アプリに未対応の機種がありますので、事前に動作確認をお願いします。
劇場情報
関東
※この表は横にスクールできます
| 地域 | 劇場名 | 電話番号 | 公開日 |
|---|---|---|---|
| 東京都中野区 | ポレポレ東中野 | 03-3371-0088 |
3月14日(土)〜4月3日(金)
トークイベント
3月14日(土)から3月27日(金)まで、2週間にわたり豪華ゲストを迎えて連日、トークイベントを開催! 好評につきアンコール上映決定!! 4月25日(土)〜 |
| 東京都青梅市 | シネマネコ | 0428-28-0051 | 5月15日(金)〜5月28日(木) ※毎週火曜日は定休日 |
| 神奈川県横浜市 | 横浜シネマリン | 045-341-3180 | 4月11日(土)〜4月24日(金) |
| 神奈川県厚木市 | あつぎのえいがかんkiki | 046-240-0600 | 4月17日(金)〜 |
| 埼玉県川越市 | 川越スカラ座 | 049-223-0733 | 5月9日(土)〜5月22日(金) ※火曜日、水曜日は休館 |
| 千葉県柏市 | キネマ旬報シアター | 04-7141-7238 | 5月9日(土)~5月22日(金) |
| 群馬県前橋市 | 前橋シネマハウス | 027-212-9127 | 5月2日(土)~5月15日(金) |
北海道・東北
中部
※この表は横にスクールできます
| 地域 | 劇場名 | 電話番号 | 公開日 |
|---|---|---|---|
| 愛知県名古屋市 | シネマスコーレ | 052-452-6036 | 5月2日(土)〜 |
| 長野県長野市 | 長野相生座・ロキシー | 026-232-3016 | 5月15日(金)~5月28日(木) |
| 長野県松本市 | 松本CINEMAセレクト | 0263-98-4928 | 近日公開 |
| 新潟 | 高田世界館 | 025-520-7626 | 近日公開 |
近畿
中国・四国
九州・沖縄
※この表は横にスクールできます
| 地域 | 劇場名 | 電話番号 | 公開日 |
|---|---|---|---|
| 福岡県福岡市 | KBCシネマ | 092-751-4268 | 5月15日(金)~ |
| 福岡県北九州市 | 小倉昭和館 | 093-600-2923 | 近日公開 |
| 佐賀県佐賀市 | シアター・シエマ | 0952-27-5116 | 6月26日(金)~7月2日(木) |
| 大分県大分市 | シネマ5 | 097-536-4512 | 5月30日(土)〜6月5日(金) |
| 熊本県熊本市 | Denkikan | 096-352-2121 | 5月22日(金)~ |
| 宮崎県宮崎市 | 宮崎キネマ館 | 0985-28-1162 | 5月22(金)~6月4日(木) |
| 鹿児島県鹿児島市 | ガーデンズシネマ | 099-222-8746 | 5月23日(土)~5月28日(木) (26日・27日は休館) |
| 沖縄県那覇市 | 桜坂劇場 | 098-860-9555 | 6月13日(土)〜 |
| 沖縄県宮古島市 | よしもと南の島パニパニシネマ | 0980-75-3215 | 近日公開 |